高校入学に備えてやっておきたいこと
都立高校推薦入試と私立高校を第一志望で合格を勝ち取った方、おめでとうございます。
少し肩の荷が下りリラックスしたい気持ちはわかりますが、高校生活が始まるまでの期間で高校入学までに準備しておくべきことをいくつかお伝えさせていただきます。
中学校の復習をしましょう
高校の勉強は中学校で学んだ内容を基礎として進んでいきます。特に数学や英語などは、中学での基礎がしっかりしていないと高校でつまずきやすい科目です。このため、以下のポイントを意識して復習することをおすすめします。
数学編
計算力
分数・小数の計算や方程式、因数分解など、基本的な計算問題をスムーズに解けるようにしておきましょう。数Ⅰの最初は式の計算、「乗法公式」「因数分解」「平方根」と計算単元からはじまります。上位校では、この辺りの単元は春休み中に宿題として予習を課されます。最初につまずかないように、計算力を磨き上げておきましょう。
英語
単語力の強化
高校ではさらに多くの単語を覚える必要があります。中学レベルの単語が完璧かどうかチェックし、不安があれば復習しましょう。また英語検定を取得しているのでしたら、現在取得している級の次の級の単語を覚えることもお勧めします。
文法の総復習
高校英語は中学英文法を基礎として発展する内容が多いため、まずは以下の重要な文法事項を確認しましょう。
動詞の時制(現在形、過去形、未来形)
助動詞(can, must, shouldなど)
比較級・最上級
受動態
関係代名詞(主格・目的格・所有格)
現在完了(継続、経験、完了・結果)
これらは高校でも頻繁に使われるため、しっかり理解しておく必要があります。
高校内容の先取り学習
高校入学後は新しい環境や部活動などで忙しくなり、勉強時間を確保するのが難しくなることもあります。そのため、余裕がある今のうちに高校内容を少し先取りしておくと安心です。中学校の学習内容の復習が完璧です!ということであれば、高校の予習を進めてみましょう。
進学先の高校からすでに課題が出ているのであれば、それにしっかりと取り組みましょう。
数学
いきなり難しい教材(チャートなど)に手を出さずに、基礎をしっかりと自学で固めておきましょう。
各高校から副教材を購入することになると思いますので、その教材を手にする前に、上記のような教材を自分で1日1単元進めてみることをお薦めします。
英語
単語に関しては、進学先の高校から指定される単語用の教材(ターゲット・シスタン・速読英単語など)を手にしてから活用して単語をインプットしておきましょう。
文法に関しては、中学文法の復習とあわせて以下の教材を進めてみてはいかがでしょうか?
さいごに
現時点(2025年2月13日)、都立高校一般入試に向けて勉強を進めている生徒もいます。周りでまだ受験勉強を続けている子達と同じ高校1年生になります。そして入学式を終えてから早々に3教科のテストが行われ、進学先の学校の中での位置がほぼ決まってしまいます。そして中学校と同じように定期テスト行われます。
せっかく推薦入試で合格しても、高校1年生からつまづいてしまったら意味がありません。
まずは無理せず、自分のペースで勉強を継続しましょう。
高校内容への先取り学習は、高校生活を有意義なものにするための第一歩です。
推薦入試で合格を決め、受験勉強を終えた今から高校入学後に向けて少しでも準備しておけば、新しい環境でも自信を持ってスタートできるでしょう!