新学習指導要領、中1生英語の格差
中学受験が行われていますが、入学後の英語の先取りを始めましょうというお話です。
英文法と進学先で使用する教科書内容の予習を行いましょう。
学習指導要領の改訂に伴い、中学での英語の学習進度が、保護者のみなさまが学習してきた頃との感覚とは大きく異なります。
中学校での勉強が始まって。1学期の定期試験を終えるころには、大きな差がついてしまっています。いえ、すでに入学する前から差はついてしまっています。
また、中学受験に向けてがんばっていた生徒さんは、中学に入学する前に英語の基礎をしっかりと築いてから中学に入学しましょう。
以下、以前にも紹介させていただきました、中学入学準備講座の英語の内容になります。
中学校の教科書英語予習講座
2021年に中学校の学習指導要領が改訂されました。中学校に入学前から英会話などで小学校以外の場で英語に触れる機会があり、入学時には英語検定3級以上の級を取得した状態で入学する生徒さんもいれば、小学校で英語に触れていたけれども、アルファベットを書くこともままならない状態で入学する生徒さんもいたかと思います。
改訂された英語の教科書に使われている語句のレベルがかなり上がっていますし、文法事項も小学校で英語を学習し終えている前提で作られていることも原因といった所でしょうか。
ウィル個別指導塾がある東大和市と隣の小平市は、三省堂の「New Crown」という教科書を使用しています。また隣接している立川市では、東京書籍の「NEW HORIZON」という教科書を使用しています。
都立高校入試では、現在の中学2年生からスピーキングテストも実施されます。これから3年間かけてしっかりと4技能を定着させることで、高い英語力を手にすることもできるはずです。
NEW CROWNの文法学習内容
L1:be動詞の文・疑問文・否定文、一般動詞の文・疑問文・否定文、Whatを使った文
L2:canを使った文・疑問文・否定文、How many
L3:This (That) is~.の文・疑問文・否定文、代名詞の目的格・Whoを使った文・命令文
L4:3人称単数現在の肯定文・否定文・疑問文、Whichを使った文、人称代名詞
L5:現在進行形の文・疑問文・否定文、Whoseを使った文
L6:一般動詞の過去形の肯定文・疑問文・否定文
L7:be動詞の過去形、過去進行形
L8:未来形(will、be going to )
現在の中学2年生が中学1年生の時に学習していた内容よりも学習量は多くなっています。また、使われている単語のレベルも上がっています。したがって、今まで英語に小学校以外で触れていなかった生徒と習い事などで英語を学習していた生徒との差は、ますます開いてしまうことも心配ですし、数学は習熟度別のクラス分けを行っている中学校が多いですが、英語のクラス分けを行っている中学校をあまり聞いたことはありません。したがって、中学校で使用する英語の教科書を元に、中学校入学準備を行う必要性を感じています。
教科書英語予習講座の内容
授業の内容
先生1人に生徒2名までの個別指導
1,ELST®で教科書本文の音声を聞く→音読する
2,本文の文法内容・語句の解説
3,教科書の英文をノートに書き写し日本語訳を書く
4,3で書いた日本語訳を見て、英文を書く
1~4がしっかりとできるようになったら、次のLESSONへ進みます
準備していただくもの:英語用のノート(4本線の入ったもの)
使用教材:ELST®・塾用中1英語ワーク1冊