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通知表の成績の今と昔

受験関係

通知表の成績の今と昔

中学3年生は、11月の下旬に仮内申を学校から伝えられます。

来週から期末テストを迎える学校が多いわけですが、保護者の方が現役の中学生だった頃とおそらく通知表の成績のつけられ方はちがうはずです。

相対評価と絶対評価

昔(2001年まで)の成績評価方法:相対評価

2001年までは、「相対評価」という方法で成績がつけられていました。

これは、クラスや学年の中での順位に基づいて評価を決める方法です。

5段階評価で成績をつけるときに、「5」は全体の上位7%、「4」は24%、「3」は38%、「2」は24%、「1」は7%と、5段階で成績を付けるときに、割合をしっかりと決めていました。

現在の成績評価方法:絶対評価

現在は、「絶対評価」で成績をつけています。

生徒1人ひとりの学習状況に応じて成績をつける方式です。

2002年以降の中学校の成績は、絶対評価でつけられています。

22年前なので、35~37歳のかたは、相対評価と絶対評価の境目なのでしょうか。

これは、あらかじめ設定された到達目標に対して、個々の生徒がどの程度達成できたかを評価する方法です。

したがって、テストの成績や生徒のがんばりに応じて、各中学校の担当の先生が全体の割合を気にせずに成績をつけることができるようになっているのが、現在の状況です。

内申点の分布の変化

絶対評価にかわり、内申点の分布にも変化がでています。

「1」がつく生徒をほとんど見なくなりました。

「2」がつく生徒も少ないです。

「3」は相対評価の時よりも多くつけられているのではないでしょうか。

絶対評価での「3」の判断が難しいのです。

相対評価の場合、「2」がつく生徒でも「3」を付けられている生徒と、

もう少しで「4」なんだけど、4を付けるのには数点足りないから「3」を付けられた生徒が同じ評価になってしまいます。

「4」や「5」は、「1」がつく生徒が相対評価時と比較して少なくなった分、親世代の頃と比較すると取りやすい成績になっています。

絶対評価による内申の個人的な感覚

5段階でつけられた成績に対する私個人の感覚による受け止め方は以下の通りです。

「5」→成績優秀な生徒

「4」→平均よりやや学力が高いまたは平均を少し超えている生徒

「3」→平均並みまたは平均以下、少し学力に不安を感じる

「2」→かなり学力に不安を感じるので、前の学年以前の内容にさかのぼって復習が必要

という感覚です。

 

では、この通知表の成績がどのように付けられているのか、またの機会に書こうと思います。